パーキンソン病

振戦(ふるえ)、動作緩慢、筋強剛(筋固縮)、姿勢保持障害(転びやすいこと)を主な運動症状とする病気で、50歳以上で起こる病気です。
症例別特性と住環境

進行性疾患のため、大規模な住宅改修より、手すりや家具配置の工夫や、福祉用具の導入などで徐々に調整。
転倒の危険性が高まり、介助の負担が増したときに住環境整備を整える。
【出入り口】
バランスがとりにくいため、玄関の段差に式台や手すりを設置。
車いす状態になったらスロープをつける。
【居室配置】
トイレと浴室の近くに。
生活空間を1階にまとめる工夫をする。
【トイレ】
引き戸にし、車いす介助の場合、面積を大きめにとる。
便器の両側に手すりを設置。
【浴室】
浴槽は浅めで、膝を曲げて入れる大きさに。
手すりは設置する。