眠りのチカラ、コロナを吹っ飛ばせ!
眠りのチカラ、コロナを吹っ飛ばせ!
ぐっすり、すっきり眠れた翌朝は幸せですよね。心も身体もイキイキ一緒に眠りを考えましょう!
第一回 何時間眠るのが良いの?
日本人は世界で最も睡眠時間の短い国民と言われて久しく、最近は眠りが大切だと感じる方も増えてきていますが、まだまだ日本人は睡眠を軽んじている状況です。
眠りのチカラと題して睡眠に役に立つ話をシリーズで展開していきます。
今回は、睡眠時間について。
米国で以前「睡眠時間と健康リスク」に関して調査したところ、6時間30分〜8時間未満の睡眠をとっているグループがもっとも病気になりにくいという結果が出ていました。名古屋大学予防医学のグループでも同様の結果でした。
7時間程度の睡眠の量・質が最適に近いのではないかと言われています。睡眠は眠る長さ(量)と深く眠る(量)が重要です。
※この結果はあくまで成人の場合ですので例えば小学6年生では10時間程度の睡眠が本来必要です。
さて7時間寝るのは難しいと思われる方も多いいのではないでしょうか?
途中で目が覚めて眠りが浅いと不安を感じている方もいると思います。
睡眠時間にも当然個人差がありますし、途中で目が覚める方もあまり不安に思わないでください。何度か目が覚めても睡眠量として個人に合う睡眠時間が確保してみてください。
人口の数パーセントは6時間未満でも平気なショートスリーパーや9時間以上の睡眠が必要なロングスリーパーの方がいると言われています。
4時間睡眠でも疲れを感じず活動できる方もいれば、長く寝たほうが身体の調子が良い方もいます。不思議ですね!
最近はスリープテックも普及して睡眠時間を計測してくれますが、大事なのは十分に眠ったという実感を感じることです。自分に合った質の良い睡眠を手に入れるには1日の生活リズムが大切になりますが…
コロナ渦でこれまでの生活リズムが一変して毎日同じリズムで生活するということが一番難しくなりましたが、しかし、翌日ベターなパフォーマンスを発揮するために起床時間から逆算して毎日の就寝時間を決めてください。
そして自分の合った最適な睡眠時間をぜひ見つけてくださいね。
日中に強い眠気を感じたり、週末はいつも朝寝坊する方は平日の睡眠時間が足りていません。そんな方は生活習慣を見直して満足のいく睡眠を確保しましょう。
※生活習慣を見直しても上手く眠れないと感じた時は、睡眠外来の診察を受けてみることも大切です。
筆者
井上 裕隆
睡眠改善インストラクター
眠育アドバイザー
健康事業開発コンシェルジュ
経営管理修士(MBA)
海外広告中心の広告代理店でAEとして商社の輸入アパレルブランドや外資医療試薬メーカーの日本におけるマーケティングを担当、
独立後大手家電メーカーのウエルネス商品のプロモーションをきっかけに睡眠の大切さを実感、それ以来25年間、眠りの伝道師として活動中。
株式会社STB・AD代表取締役
株式会社GooSlee 代表取締役
一般社団法人日本睡眠改善協議会 評議員
一般社団法人まちかど健康づくりネットワーク 顧問
株式会社フラグスポート 顧問
関西学院大学大学院経営戦略研究科修了