交流の「輪」を拡げ、「和(日本)」と世界を結ぶ懸け橋に
みなさまはじめまして。熊田あつしと申します。
現在は、人と人の交流の「輪」を拡げ、「和(日本)」と世界を結ぶ懸け橋となりたいとの思いで、一般社団法人WA Internationalを主宰し、活動をしております。それは、衆議院議員として国会に籍を置いていた頃より、国際交流こそ日本の活力の源泉のひとつだと考えてきたからです。
「地域活性を謳う『JIMOKIKI』で国際交流?」と疑問に思われる方も多いかもしれません。しかし、一般にもよく言われるように、急激な少子高齢化が進む日本において、全国津々浦々、外国人人材との関りなしに活力を維持していくことは難しいのでは感じています。いや、むしろ人口減少と高齢化が急速に進む地方こそ、外国人人材との関係は重要なのかもしれません。
例えば、2015年と2020年の国勢調査を比較して、最も人口が減少している秋田県では、1,023,119人から952,069人と6.94%もの減少率になっています。ここに高齢化率も踏まえて考えると、このままでは地域社会が立ち行かなくなるのは誰の目にも明らかでしょう。
これは秋田県だけはなく、多くの県でおきていることです。
そのため、今はいろんな場所で外国の方々が働く状況も生まれていきています。あらためて周囲を見回すと、農業、漁業、介護、建設、工場等の分野から、ご近所のコンビニの店員さんまで、多くの外国人を目にするのではないでしょうか。彼らは地域社会に欠くことの出来ない存在になりつつあります。
しかし、一方で、今回の新型コロナウイルスの感染拡大です。外国の方々が日本に出入りするのは怖いし、できれば収まるまではやめてほしいというご意見もよくわかります。難しい問題です。
政府は緊急事態宣言が継続している間は実質的に出入国をストップさせるでしょう。一方で、外国人から日本から離れていく流れも起きています。2020年11月20日現在の技能実習生に関するデータでは、新型コロナウイルス感染症の影響で技能実習を継続できなくなった実習生13,849人のうち、実習生都合が5,454人と約40%を占めています。
この流れは、新型コロナウイルスが一定程度抑えられる状況が生じるまでしばらく続くことでしょう。
こういった現状をしっかり把握しつつ、コロナ後を見据え、皆様と一緒に身近な事からどうしていたらいいかを考えていきたいと思っています。
Think Globally, Act Locally 広い視野で考え、足元から行動する。
第1回の今回は私の現状認識のお話しに終わってしまいましたが、このコラムを通じて、これからの在り方をみなさまと一緒に語り合っていきたいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
プロフィール
氏 名 熊 田 篤 嗣 (49歳)
1971年 3月3日生
愛知県立旭丘高等学校 卒業
京都大学 法学部 卒業
三菱電機株式会社、代議士公設秘書等を経て、衆議院議員総選挙に出馬
2009年 8月 衆議院議員総選挙 当選(大阪府第1区)
・主に、国土交通員会、経済産業委員会に所属
・衆議院拉致問題特別委員会理事、民主党政調会長補佐等を歴任
・福島第一原子力発電所事故 政府・東電統合事故対策本部に加わり
リモートコントロール化(ロボット化)チームを担当
・消費増税に反対し、民主党を離党
2012年 12月 衆議院議員総選挙 近畿ブロック比例次点(日本未来の党)
2017年 4月 志帥会(自民党二階派)に入会
2017年 12月 自由民主党に入党
2018年 12月 自由民主党 参議院議員比例区第26支部 支部長に就任
2019年 7月 参議院議員通常選挙全国比例区 落選
2013年 1月~2019年6月 大樹総研 執行役員/特別研究員(ロシア担当)
2013年 8月~ 9月 米国国務省IVLPプログラムの招聘で訪米
テーマは「エネルギー問題と安全保障」
2013年 11月~12月 プーシキン記念ロシア語大学(モスクワ)聴講
2014年 8月 一般社団法人WA International 代表理事に就任 現在に至る
2021年 1月 WA Internationalビジネスフォーラムを設立し代表に就任
※現在代表理事を務める一般社団法人WA Internationalは、国際交流を主な目的として
おり、特にロシア、ベトナム、フィリピンとの交流が中心となっています。